ななつめのほしにきたわたし
あわだまが弾けるような音がした瞬間、
ななつめのほしにたどり着いたの。
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とてもとても息ができなくて、しばらく困ったけれど。
だって、ひとつ前のほしには、感情という体験はなく、
言葉が無かったから、口を開くこともなかった。
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ここは、「ちきゅう」というほし。
ちきゅうは、大きな口を開けて「なく」のね。
ちきゅうは、横に口を開けて「わらう」のね。
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そんなことが、たまに蘇る。
数ミリに満たない映像が、たまに映像を途切らせながら、
この脳裏に、無音の映画のように流れるの。
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夢と現実の狭間で。
ななつめのほしに、生きるわたし。
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なんて、
今日もロータルトを味わいながら、地球を嗜む。